熊本県の大地震に際して(その3)

未だ余震が続く九州、熊本県ですが昨日ML等を通じて九州本部長JA6BXA河喜多氏からメール発信がありましたのでお知らせいたします。
被害を受けられた方々には一刻も早い回復と日常が訪れることを願っております。

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南阿蘇村 河喜多です。
 
 電気がやっと来ましたので取り急ぎ生存連絡です。
ただ今後片づけなど多忙に付き個別の返信ご容赦下さい。
メール頂きました皆様にBCCで返信しております。
順不動、一部重複、返信漏れ等もあると思いますがお友達にも連絡いただけると助かります。
 
 私の家族、家、無線タワー、アンテナは震度7の大地震でも持ちこたえ、ほぼ無傷です。
ただ、電気、水道、電話、携帯などのライフラインが先ほどまで使えませんでした。
やっと今電気(多分非常用の発電機)が繋がりやっとメール出来る状態ですが、何時燃料切れで止まるかわかりません。
幸い食料の蓄えが有りますので当面の生活には困りませんのでご安心ください。
 
 私の家の周り(南阿蘇中松1区)は幸運にも災害を免れました。
南阿蘇の入り口“阿蘇大橋”が崩れ、R57と頼みの南側“俵山トンネル”も通行できなくなり
村が一時孤立しました。我が家への入り口へのR325も山崩れで動きが取れません。
救援は今のところ南外輪山の山越えか、ヘリコプター等に頼っている状況です。

しかし自衛隊、各県の警察、救急隊などがかなりの人数動員されているのでしょう、引っ切り無しに我が家の前を
通ります。昨日から米軍のオスプレイによる援助物資の搬入も始まりました。
最悪の事態は免れたと思いますが、南阿蘇村にも未だ行方不明者が多数いらっしゃるようです。
とにかく電気が来なかったためネットもできず、TVも見れずで全く情報が入りませんでした。
 
 未だ余震が有りますので気を緩めるわけに行きませんが 少しずつ回復していくものと思います。落ち着きましたら
また連絡させて貰います。引き続きTV、ラジオ、新聞などで情報確認していただきたく思います。
宜しくお願い申し上げます。
2016年4月20日 | カテゴリー :