熊本県の大震災に際して(その4)

その後、特に本部からの発表はありませんが九州地方本部長 河喜多さんからメッセージがありましたので掲載いたします。

皆様から励ましのメールなど沢山頂き有り難うございます。
お礼申し上げます。お陰様で元気に生活出来ております。
 
 本日も、南阿蘇村久し振り晴れマーク続きです。
生活の場が母屋に戻り片付けと溜まっていた畑仕事に精を出しております。
大袈裟ですが、自給自足の生活目指して頑張っております。
 
 昨日は、食材調達の為熊本市東側郊外の「菊陽」と言うところに
山越えで出かけました。冬場の自家栽培野菜が無くなりやむを得ずです。
買い物途中に“熊本大地震”の震源地“益城町”郊外を通りましたが、
壊れた家や屋根にブルーシートが掛かった家が至る所に有りました。
また、途中にある“西原村”では仮設住宅の建設が始まってました。
大地震から1ヶ月です。大災害に会い沢山の方々が未だ体育館などで
生活しています。私の所も復興は始まったばかりです。
これからが長い道のりと思います。微力ですが何とか頑張って
村の再建に汗流したいと思っています。
 
 地震の次は大雨による山崩れでの避難です。
先日も大雨注意報が出て私の隣の区では避難勧告から避難指示になり、
私達家族も大事をとって近くの避難所に一晩避難していました。
常駐では無いので非常食を持っての“車中泊”、大地震から3度目の避難でした。
間もなく梅雨入りになります。大雨注意報が出る度に避難勧告→避難指示が出され、
一時避難になると思います。山の近くに住んでる宿命かも知れませんが
命が一番なので避難準備は24時間体制です。
しかしながら、一日も早く普段の生活に戻りたいと願っております。
 
 無線環境ですが、地震でもタワー・ANTは無傷でしたのでHFを中心に
合間見て生存証明で“地方局;JA6RL”とJA6BXAで電波を出しています。
無線による情報伝達は電源が切れない限り今のところ問題ありませんが、
“災害は忘れたころにやってくる”です。今回のように電源喪失もあり得ます。
何時、何処ででも突然起きるかも知れない災害への準備怠りなくです。
 
ー中略ー
 
 以上現況です。これからは復興に力注ぎたいと思っています。
 
南阿蘇村より  JA6BXA 河喜多


2016年5月20日 | カテゴリー :