信越総合通信局と信越地方本部の長野県支部監査指導委員会では長野県佐久市に於いて規正局とガイダンス局の連携運用を9月25日に実施しました。
今回は佐久平方向がよく見渡せ、東御・小諸方向にも開けている平尾山に設置し、アマチュアガイダンス局運用28回 規正局運用16回を数えましたが、実際にガイダンス運用対象となる違反通信はもっと多く、ガイダンスの発射条件を満たさない状況(例えば、測的は終了していても通信の最後にコールサインを送出して通信自体が終了してしまう場合など)で運用報告としては挙げられない場合もあり、ワッチ状況は数字以上であることを添えさせていいただきます。
■一番多いのはコールサイン不送出
多くはガイダンス運用を掛けるとコールサインを自供しますので、一応その場で送出されたコールサインは無線局免許情報のDBに検索を掛けてチェックします。
結果として不自然な結果も出てきますが、全て記録し当局に提出しております。
■衛星通信帯にも一般FM通信が出没している
宇宙通信業務用周波数にも多数違反運用が行われているのが現認でき、衛星を使用した通信に重大な混信を与える原因になっています。これについては監視調査課が引き続きデューラス等の機材を使用し対応するとのことで、今後の衛星通信に支障が無くなることが期待されます。
■結果
今回の連携運用の結果 ガイダンスに因り、ほとんどの場合は改善又は停波しました。
(日頃からコールサインを附しながら通信を行って頂けるとスムーズです)
また、ガイダンス運用を無視し、監視調査課の規正局運用でも動じない違反運用が2件記録されています。
実施データ
実施日 平成27年9月25日(金) 天候;雨
運用地 長野県佐久市
使用局 あまちゅあがいだんす20
*ガイダンス運用のべ回数 28回
*規正局運用のべ回数 16回
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